今日は道具のお話。
理美容師が使うコーム(櫛)は
種類も色も多様に存在し、
技術者それぞれに好みがあります。
折れたり、櫛歯が欠けなければ
半永久的に使えるものですが
『 これだ◎』と思うものに出会うまで
ジプシーをしていた時期がありました。
最終的に落ち着いたのは「赤いコーム」
(出戻りの元さやです)
黒·白·青·黄·緑·ピンク·パープル等
試してきましたが
コームをガイドにカットする場合、
黒髪も白髪もハッキリと見えるのが「赤」
老若男女のカットの際に万能な色
あくまでも好みがありますので
一概には言えませんが
かなりの比率で「赤いコーム」愛用者は
多いと思います。
この仕事に就いて二十数年ですが
それに気がつくまで
そこそこ時間を要しています。
時に主張の強い「赤」
カットの時だけは目に優しく
疲れを軽減してくれる色なのでした。